
御所野は、秋田県秋田市の東南部に位置しています。
御所野の発祥は、天和2(1682)年、秋田藩主三代目の佐竹義処が一軒も民家のない豊成・横山間に村を置いたことが始まりと言われています。
御所野という地名は、大名行列の際の休憩場所とされたことから名付けられました。
御所野地域は、秋田新都市開発整備事業に先立って行われた秋田市教育委員会の発掘調査で旧石器時代から平安時代までの遺跡が発見されました。
特に、地蔵田遺跡は、旧石器・縄文・弥生時代の複合遺跡で、木柵で囲まれた弥生時代前期の集落跡は大変貴重なことから、平成8年、国の史跡に指定されています。

御所野地区で発見された遺跡の多くは開発によって壊されてしまいましたが、坂ノ上遺跡は、今でも残っています。
現在は個人所有の畑になっていますが、たまに土器のかけらなどが発見されるそうです。
地蔵田遺跡からは旧石器時代の石器や、縄文時代の縄文土器、弥生時代の土偶から、平安時代の剣、江戸時代の食器など、数多く出土しました。
今のところ、公開展示はされておらず、秋田市教育委員会によって保管されています。

縄文土器

平安時代の剣